情熱大陸に若田光一さんが登場

6月28日23:00から放送予定の「情熱大陸」で、現在 ISS 滞在中の若田宇宙飛行士を取り上げるそうです。

宇宙飛行士 若田光一(わかたこういち)45歳
 宇宙飛行士になって17年目。ベテラン宇宙飛行士の若田は3度目となる宇宙ミッションで、日本人初となる約3ヶ月半にわたる国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終え、間もなく地球へ帰還する予定だ。番組では彼が宇宙へと飛び立つ前の昨年7月から、日米露を訓練で飛び回るその仕事ぶり、束の間の家族との時間、職場の仲間たちとの交流などに密着。「宇宙へ行くのは怖くないですか?」との質問に「正直怖いですよ」と率直に答えた若田。若田はそのリスクを十分に理解した上で、訓練漬けの日々を楽しんでいた。宇宙飛行士として、夫として、父として、そして一人の地球人として生きる若田光一の素顔を追った。

これは楽しみですね。

ところで若田さんは、公式ブログを開設していて、ISS での生活の様子や、宇宙から見た美しい写真などが公開されています。

最近だと、宇宙から見たオーロラの写真などを紹介した、この記事が素晴らしいと思いました。

STS-127 の打ち上げが延期されたため、当初の予定を越えて ISS の滞在帰還が延期された若田さんですが、むしろ滞在延長を歓迎している様子。ぜひ残りの宇宙での生活を満喫して欲しいと思います。

by Myfuna at 2009年06月26日 11:59 Comment(0) TrackBack(0)

若田さんの ISS での生活を見てみよう

STS-127 エンデバーの打ち上げは4日程延期されるようです。

さて、エンデバーで帰還予定の若田さんですが、 ISS 滞在中に撮影した動画が、いくつか公開されています。

ぼけーと見ていたのですが、意外と面白かったのがISSでの日常生活を紹介するこの動画

最初にトレッドミルでランニングをしています。体が浮かび上がらないように、足元から伸びているばね状のものをハーネスにつけています。また、ランニングの振動が実験装置などに影響を与えないように、足元の構造が工夫されていることもわかります。汗をこまめに拭っているのは水滴が飛び散らないようにするためかな?汗が流れないので、肌について気持ち悪いのかな?

次に、バリカンで散髪をしています。掃除機の先っちょにバリカンが付いてますが、これは10分1000円の床屋でも似たようなものを見かけますね。そうか、あれは宇宙飛行士の気分が味わえる優れものだったのか

続いて、歯磨き、髭剃りなど。水が少ないので歯磨きは飲み込むそうです。ISS の水は最近まで地球から打ち上げていました。つい先日、水の再生処理するシステムが稼動し、トイレの水を再利用できるようになったそうです。

髭剃りはまぁ普通ですね。洗面台の周りの小物は磁石やマジックテープで壁に止めたり、蓋のあるポケット状の入れ物に入れたりしているのがわかります。生活の知恵という感じで興味深い。

次はサービスカット。若田さんの入浴シーンです。といっても、ISS ではお風呂やシャワーがないので、水を使わないシャンプーとウェットタオルで体を拭うだけですが。ところで若田さんは腕時計を二つつけているようです。世界標準時用と日本時間用で使い分けているのかな?他の宇宙飛行士の場合、4つ以上付けている場合もあるようです。あれはおみやげ用なのかなぁ。

最後にお掃除風景。冒頭のカットに笑いました。「魔女の宅急便」?遊んでるわけじゃなくて、あれが移動しやすいんだろうなぁ。船内にはところどころに、青く塗られた手すり状のものがあって、これを伝って移動しているのがわかります。ISS船内の色の使い方にはルールがあって、青いところは体重をかけても大丈夫、ということみたいです。

おまけにもうひとつ。宇宙日本食の紹介動画も面白かったです。

特に、後半の食事風景が楽しい。日本は早急に「スペース味噌カツ」を開発すべきですね。

by Myfuna at 2009年06月14日 15:53 Comment(0) TrackBack(0)

「宇宙基本計画(案)」のパブリックコメント募集中(その2)

前回の記事の続き。

松浦晋也氏の連載「宇宙開発を読む」の続きが掲載されました。以下に全部まとめなおしておきます。

ひとことで言うと、フルボッコって感じですね。

また、松浦晋也氏のブログの方でも関連記事が追加されました。

講演用のスライドが松浦節全開で楽しすぎます。お勧め。

もうひとつ、興味を惹いた記事。

一部引用

 基本計画は今年度から5年間の日本の宇宙政策を決定するものだ。昨年8月に施行された宇宙基本法に基づき、今月末に策定される。これまでの日本の宇宙政策の方針は、文部科学省の宇宙開発委員会などが、公開の場で議論して決めてきた。

 だが、新体制の下では、戦略本部の会合も、基本計画を策定する有識者会合も、すべて非公開になった。各会合の後、報道関係者向けに内容の概要説明はあったが、発言者を伏せた形で意見の要点が簡単に述べられるだけ。戦略本部のホームページにも議事録は掲載されず、個条書きの発言要旨が、1カ月ほど遅れて載っただけだった。

 私は何度も会合の傍聴を求めたが、戦略本部事務局は「自由に議論してもらうため」として一切応じなかった。副本部長の野田聖子・宇宙開発担当相も「有識者の中には宇宙の知識が十二分にない方もいる。そういう方の発言に対して、外部からやゆされることがあってはならない」と消極的だった。

いいのか?それで?

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by Myfuna at 2009年05月17日 22:30 Comment(0) TrackBack(0)

「宇宙基本計画(案)」のパブリックコメント募集中

昨年の8月に宇宙基本法というものが施行されました。

簡単に言うと、従来日本の宇宙開発は文部科学省の宇宙開発委員会が方針を決めていたのですが、これを内閣官房の宇宙開発戦略本部で行うようにしようという感じの法律です。

これを受け、「宇宙開発基本計画」というものが検討されています。これが今後5年ないし10年ぐらいまで日本の宇宙開発の方向性決めるものとなります。

現在、この「宇宙開発基本計画」について、パブリックコメントが募集されています。締め切りは 5月18日。

日本の宇宙開発に興味のある方はもちろん、「福祉にもっと金をまわせ」とか「宇宙の軍事利用はやめろ」とか、何かしら意見をお持ちの方は「宇宙基本計画(案)」に目を通した上で、意見を送ってみるといいかと思います。

以下、パブリックコメントを送る上で参考になりそうなリンクをまとめておきます(敬称略)

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by Myfuna at 2009年05月12日 14:48 Comment(0) TrackBack(0)

地球温暖化を考える動画

ニコニコ動画に大変興味深い動画がうpされていたので、ご紹介

公開されている各種気象データを元に、気候変動を視覚化した動画です。なかなか興味深い内容です。10年ぐらいして続きを見てみたいものですね。

こちらは北極と南極の氷の大きさの変動を視覚化したものです。季節変動がここまで大きいといとは知りませんでした。

なお、これらの動画は「気象動画」の作者の方です。他にもいろいろと面白い動画を公開されているので、気にいった方は作者のマイリストもチェックしてみてください。


これらの動画を見て痛切に感じたことは、「科学的なデータを継続して集め続けることの重要性」です。データの蓄積があればこそ、こうして過去に遡った地球の姿を知ることができるわけです。

100年前に毎日気温を測り続けた人たちは、将来その数値がコンピュータで分析され全地球規模での温度変化を視覚化することに役立つとは思っていなかったでしょう。同様に、我々が今の常識で考えて「それが何の役に立つのかわからない」ことであっても100年後には人類にとって貴重な財産となるかもしれません。

社会的経済的に大変な時期かもしれませんが、だからといって短期的な視点で科学的な観測活動が一時的にでも打ち切られてしまうようなことは避けて欲しいと思います。

by Myfuna at 2008年12月24日 18:52 Comment(0) TrackBack(0)

米国、スパイ衛星をミサイルで撃墜

例によっていろいろスルーしまくってるけど、これについては、ちょっと書いておいた方がいいだろう。

米国、スパイ衛星をミサイルで撃墜

2006年12月に打ち上げられた米国の大型スパイ衛星(USA193)は、打ち上げ直後に地上管制センターとの通信が途絶し、コントロール不能のまま衛星軌道上を漂流することになりました。

USA193は、2007年3月6日頃地上に落下するものと見られ、ロケット燃料として搭載されている「ヒドラジン」の環境汚染などが懸念されていました。

これに対しアメリカ国防局は、ミサイルによるスパイ衛星の破壊を決定。2月20日午前10時26分頃、イージス巡洋艦『レイク・エリー』がハワイ沖から弾道ミサイル防衛用の迎撃ミサイル『SM3』を発射。高度約247kmで目標に命中し、衛星は大破したと発表されました。

なお、このミサイル攻撃によりヒドラジンの大半は燃焼し、衛星の破片の大半は48時間以内に大気圏に落下して燃え尽きると予想されています。

中国の衛星破壊実験との違い

2007年1月に、中国が気象衛星を弾道ミサイルで破壊するという実験を行い、当ブログでも話題にしました。

この実験で破壊された衛星の高度は約850km。衛星の破片は現在もなお軌道上を回っています。一方、今回の米国のスパイ衛星は高度約250kmとかなりの低軌道で破壊されたため希薄な大気の影響を受けやすく、短期間で落下すると考えられています。少なくてもデブリ被害に関しては、区別して語られるべきでしょう。

「ヒドラジン」とは何か?

まず、衛星に搭載されている「ヒドラジン」は腐蝕性の強い毒物です。Wikipediaの記述によれば「気化吸引、皮膚への接触ともに腐食をもたらし全身を骨までドロドロに溶かす。また中毒症状をおこす。」という恐ろしさ。

なんでこんな恐ろしいものが衛星に使われるかというと、常温で液体となるため長期保存に適しているためです。例えば、H-IIAやスペースシャトルのエンジンで使われているような「液化水素/液化酸素」は、燃焼後に水(H2O)しか生成されずこの点では環境に優しい燃料ですが、極低温状態を維持しないと気化してしまうという欠点が有ります。

お祭りで買ったゴム風船が、翌朝になってみると萎んでしまっているのを見たことがあるでしょうか?あのゴム風船にはヘリウムガスが使われています。ヘリウム分子は極めて小さく、ゴム膜のわずかな隙間からも外部に逃げ出してしまうために、一晩で風船はしぼんでしまうのです。

水素もまた極めて分子が小さく、保持することが困難な物質です。この点から、数年間の寿命のある人工衛星の燃料としては適しません。このような理由から、ロケットや衛星に使われる燃料は、様々な種類のものが使い分けられているのです。

今回の衛星の場合、本来であれば衛星軌道上で数年間運用され、その間に「ヒドラジン」を使い切るはずでした。しかし、打ち上げ直後にトラブルが発生したため、燃料をまったく使うことなしに地球に落下することになってしまったのです。

衛星破壊は適切な処置だったのか?

個人的には適切だったのではないかと思います。

ヒドラジンは猛毒ではありますが、分解しやすい物質でもあり、衛星が海洋に落ちるのであれば、それほど深刻なダメージは発生しなかったかもしれません。しかし今回は、一切のコントロールが不可能であり、陸地への墜落の可能性も高かったようなので、リスクを下げるという意味で事前に破壊してしまうことに妥当性はあると思います。

一方、「米国がスパイ衛星の部品を多国に捕獲されることを恐れたのだ」という見方もありますが、確かにそうゆう面もあっただろうとは思います。ただ、軍用機器一般に通じる話であって、特にこの衛星に特別な機器が搭載されていたと信じる理由は特になさそうです。

ミサイル防衛(MD)との関係

第二次世界大戦後、米ソ両国は核弾頭を搭載した長距離ミサイルの開発に巨額の資金を投じました。この結果、両国は戦略核兵器を自国から直接敵国に打ち込むことが可能となりました。このことにより、相互確証破壊(どちらが先に攻撃しても双方が滅亡する)を前提とした「核による平和」の時代が始まります。

この強力すぎる矛に対して盾を強化するために、自国に飛来する弾頭ミサイルを迎撃するミサイルの研究も行われるようになります。現代においてこれはミサイル防衛(MD)と呼ばれ、早期警戒衛星による弾道ミサイルの発射探知し、航空機、艦艇、固定兵器などを組織化したシステムで、弾道ミサイルを破壊することを目標としています。

今回、衛星破壊に使用されたミサイルは SM-3 (スタンダードミサイル)をカスタマイズしたものですが、SM-3 もまた MD の一部として開発されたイージス艦から発射可能な迎撃ミサイルです。

このことから、今回の衛星破壊を MD の能力をアピールするデモンストレーションの要素が強かったという指摘もあるようです。まぁ、確かに、国外に対して米国の軍事力を誇示すると同時に、国内に対して予算獲得のためのアピールなんて側面もあったかもしれません。

また、アピールの相手にには日本も含まれていると考えるべきでしょう。

1998年に北朝鮮からテポドンが発射されたことを契機に、日本でも弾道ミサイルに対する防衛の必要性が強く意識されるようになりました。これを受けて、日本でも2004年から弾道ミサイル防衛のため装備の調達が開始されています。MD システム対応のためにイージス艦の改修なども進んでおり、改修後は SM-3 を運用可能になるようです。

これと平行して、日米共同で SM-3 の改良に関する研究が進められており、その成果のひとつは先ごろネットで話題になった「キネティック弾頭要素」です。

先日、試射にも成功した模様。

で、今回の衛星破壊のようなわかりやすい成果があると、今後日本も予算をつけやすくなるよね、という配慮はあったかもしれません。

余談ですが、先日漁船との衝突事故を起こしたイージス艦「あたご」ですが、ハワイでの SM-2 発射試験の帰りだった模様。SM-2 は大気中を飛ぶ航空機やミサイルの迎撃を目的としたもので、これも MD の一部です。ちなみに、「あたご」にはSM-3搭載能力はないようです。

by Myfuna at 2008年02月23日 03:53 Comment(0) TrackBack(0)

「宇宙管制官になって軌道コントロール!」 β版リリース

 熱帯降雨観測衛星(TRMM:トリム)が運用10年を迎えるにあたり、TRMM衛星を使ったゲームのβ版 「宇宙管制官になって軌道コントロール!」を公開しました。衛星に興味を持つきっかけになっていただければ幸いです。

 宇宙管制官になって、TRMM衛星の軌道修正を行うゲームです。正しい軌道にのせて、TRMM衛星から雨を観測してみましょう!
 ゲーム終了時に衛星の残っている燃料により、宇宙管制官としてのレベルが判定されます。高得点者に対しては、より多くのTRMM衛星の観測事例をご覧いただけるようになっております。

早速遊んでみました。

若井さん
ミッションオペレータの若井さん

ミッションオペレータの若井さん(フルボイス)によるブリーフィング。この後、ロケットが打ち上げられ、衛星(TRMM:トリム)の姿勢制御をコントロールするゲームが始まります。

ゲーム画面
衛星をコントロールして、雨雲にレーダーを照射!

ゲーム画面はこんな感じ。衛星の位置と向きをコントロールして雨雲を観測します。余計な噴射を繰り返すと燃料がなくなるから注意。結構難しいゾ。

wakai3.jpg
最後に若井さんがミッションを評価してくれる

ミッション終了後は、このように評価がでます。得点に応じて、萌え画像TRMMの観測画像が何枚か表示されるようです。

なお、このゲームはベータ版なのでいくつか不具合があるようです。

 また、本β版では、文章と音声が異なる箇所、NEXTボタン、Backボタン等の操作・表示が完全でない箇所があります。

とのことなので、遊んでみるときは注意してください。なお、うちの環境では、ゲームそのものはきちんと動作しました。

シリアスゲームの可能性

 本ゲームは、TRMMをはじめとする人工衛星や地球観測、および宇宙開発に興味を持つきっかけ作りとして株式会社Canvasにより制作されたシリアスゲームであり、著作権は(株)Canvasに帰属します。

シリアスゲームとは、エンターテイメントだけでなく、啓蒙や教育などの効果を狙ったゲームのことです。海外のサイトでは、この手のものをときどきみかけますね。広義には最近の自動車教習所のシミュレータなども含まれるらしい。

このゲームの場合は、「降雨を観測する衛星があって、燃料を気にしつつそれを制御するのは大変みたいだ」というようなことが理解できると思います。

欲をいえば、この衛星があるとどんな風に役に立つのか、あるいはこの衛星がなかったらどんなことになってしまうのか、に焦点を当てた方がより興味深いものになるような気がします。

文字や絵による説明だけでなく、インタラクティブなゲームにすることによって、伝わりやすくなることはいろいろありそうなので、今後もこのような取り組みを続けて欲しいと思います。

by Myfuna at 2007年11月28日 00:54 Comment(0) TrackBack(0)

地球と月の距離

Q. 地球を小さめのソフトボール(直径9cm弱)とした場合、月はスーパーボールぐらいの大きさ(2.5cm)となります。では、ソフトボールとスーパーボールの距離はどれくらい離れているでしょうか?

正解はこちら。

「子供が自転車で走るときの速さって,だいたい光の速度くらいですね」ってとこに、ぐっときました。

追記。

文中の「ネコさんのフラッシュ」は、おそらく↓のことです。

これもかなり、ぐっとくる作品。

余談ですが、このフラッシュの作者は元 SWG の有名プレイヤーの一人で、このブログにもときどきコメントを付けてくださる方です。

2009年3月9日追記。「ネコさんのフラッシュ」のリンク先が切れていたので、改訂版の動画に差し替えました。

by Myfuna at 2007年10月19日 05:20 Comment(1) TrackBack(1)

高度35kmから見た地球

117597ft.jpg

この美しい映像は、ヘリウム気球による 117,597 フィート (約35km)上空からの写真だそうです。

高度35kmというと成層圏にあたり、オゾン層などが存在する高さになります。気温は氷点下のはず。

宇宙と呼ぶにはちょっと高度が足りない気がしますが、地球が青い球体であると十分に認識できる高さですね。

ちなみに、宇宙は「高度 100km 以上」と定義することが多いようです。ただし、明確な境界線があるわけではありません。

by Myfuna at 2007年08月31日 09:43 Comment(0) TrackBack(0)

月食観測できず

絶妙のタイミングで雷雨に襲われ、観測できませんでした。残念

北海道や広島では観測できたそうなので、そのうち写真や動画が出回ることでしょう。でも生でみたかったな

月食は地球の影に月が入ることによって引き起こされる現象です。このとき、太陽から月への直射光はさえぎられるものの、地球の大気を通って屈折した光が多少月へと到達します。

夕焼けがそうであるように、地球の大気を通過した光は、波長が変化して、赤くなる傾向があります(夕焼けと同じ理屈)。

だから、皆既月食の月は赤黒く見えるんだそうです。そして、夕焼けが毎日違うように、皆既月食の月も毎回微妙に違う色に染まるのだそうです。

by Myfuna at 2007年08月29日 06:12 Comment(3) TrackBack(0)

8月28日の皆既月食

8月28日に皆既月食があります。

場所によって多少時間に差がありますが、おおむね 18:50 から 20:30 にかけて皆既食となるようです。

今回の月食は条件がよく、日本各地から観測できるそうです。晴れるといいですね

特に準備がなくても肉眼で容易に観測できると思いますが、それほど高い位置には昇らないので、事前に月が見える方位ぐらいは確認しておいた方がいいかもしれません。また、双眼鏡などを用意するとより楽しめるかもしれません。

by Myfuna at 2007年08月25日 06:42 Comment(0) TrackBack(1)

「宇宙花火」西日本で見られるかも

 宇宙と大気の境界領域の様子を探るため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームが、鹿児島県・大隅半島からロケットを打ち上げて上空でリチウムを放出し、地上から観測する実験を計画している。リチウムは太陽光を受けて、赤く光りながら球状に広がるとみられる。この「宇宙花火」は、西日本各地から肉眼でみられそうだ。

「宇宙花火」西日本で見られるかも JAXAなど実施へ(asahi.com)

中性リチウムの放出実験

小型ロケットによって高度300kmから中性リチウムを放出し、その動きを地表から観察するという面白い試みが予定されています。

どのように見えるのかいまひとつ想像できないんですが、めったに見れない光景であることは間違いないでしょう。うらやましいことに、西日本にお住まいの方であれば、肉眼で観測することができるらしい。

打ち上げの日時は、直前の大気の状態によって決定されます。最新情報については、以下のリンクを参照してください。

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by Myfuna at 2007年08月25日 06:23 Comment(0) TrackBack(0)

アトランティス、ISS とのドッキングを解除

アトランティスが ISS とのドッキングを解除し、帰還の準備を始めました。

先に記事した、ISS のコンピュータ不調ですが、どうやら無事解決した様子。

国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されているロシアのコンピュータ・システムの復旧作業が続けられた結果、3日前に機能を停止したロシアのコマンド・コントロール(Command and Control: C&C)・コンピュータとナビゲーションコンピュータの2種類のコンピュータ全6台がすべて動作するようになりました。

STS-117 NASAステータスレポート#17

ISS の姿勢制御はアトランティスによって制御されていましたが、ISS のコンピュータに処理を戻して正常な動作が確認されたようです。

6月18日午前9時34分(同6月18日午後11時34分)に、ロシアセグメントの端末コンピュータによるロシアのスラスタ噴射とISSの姿勢維持の機能を試験するため、姿勢制御をアトランティス号からロシアの端末コンピュータに引き渡しました。90分後の午前11時09分(同6月19日午前1時09 分)、米国のコンピュータとコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscopes: CMG)に姿勢制御を戻し、姿勢維持の検証を完了しました。

STS-117 NASAステータスレポート#21

アトランティスは日本時間6月22日午前2時54分にケネディ宇宙センターに着陸予定です。

by Myfuna at 2007年06月20日 07:46 Comment(0) TrackBack(0)

ISSのコンピュータが不調

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Image Credit: NASA

すでにマスコミ報道もされているようですが、ISS の姿勢制御用コンピュータが不調のようです。

原因は調査中のようですが、太陽電池パネルの増加に伴う電圧変動などが疑われているようです。アトランティスがドッキング中の現状ではすぐに危険な状態になることはない様で、原因究明は地上に任せ、乗組員らは予定されている作業をそのまま進めているようです。

とはいえ、このコンピュータが復帰しないと、ISS 長期滞在者を含めて全員の帰還も検討されているみたい。無事復調することを祈る

by Myfuna at 2007年06月16日 01:45 Comment(0) TrackBack(0)

H-IIA 12号機打ち上げ成功

2月24日、H-IIA 12号機が打ち上げに成功しました。

当初16日に打ち上げが予定されていましたが悪天候のため延期が繰り返され、8日遅れの打ち上げとなりました。

なお、今回の積荷は情報収集衛星なので、セキュリティ上の観点から打ち上げのインターネット中継などは行われませんでしたが、宇宙作家クラブの掲示板にプレス発表の様子などがレポートされています。

順調に成功が積み重ねられているようで何よりです。

by Myfuna at 2007年02月26日 06:49 Comment(0) TrackBack(0)

現役宇宙飛行士が殺人未遂容疑で逮捕される

2006年7月4日に打ち上げられたスペースシャトル・ディスカバリー(STS-121)に登場した、宇宙飛行士のリサ・ノワック海軍中佐が2月5に誘拐容疑などで逮捕されました。所持品などから凶器とみなされるものが発見されたため、同容疑者は第一級殺人容疑で起訴される見込みです。動機は男女関係のトラブルの模様。

NASA はこれをうけ、宇宙飛行士の心理検査を見直すそうです。

なんかこれもやるせないニュースですね。

関連リンク

by Myfuna at 2007年02月09日 00:15 Comment(0) TrackBack(0)

シーローンチ社の打ち上げ失敗

シーローンチという会社をご存知でしょうか?

民間のロケット打ち上げ企業で、1999年3月から現在までの間に23回の打ち上げを行い 95.65%の成功を収めてきました。

特筆すべきは、その打ち上げシステムで、北海油田掘削用の海上掘削基地を改修した海上プラットフォーム「オデッセイ」を利用し、陸からロケットを積み込んで赤道上の公海に移動、そこから打ち上げるという独特の運用を行っています。

2007年1月31日(日本時間)、ハワイ諸島の南で24回目の打ち上げを行いましたが、打ち上げ直後にロケットが爆発、オデッセイもろとも爆炎に包まれる事故が発生しました。

これは、その時の映像です。(爆発直後に中継が打ち切られています)。

幸いなことに、打ち上げ時のコントロールは司令船から行うため、打ち上げプラットフォームの「オデッセイ」は無人であり、人的被害は無いとのこと。

オデッセイに対するダメージが心配されていましたが、2月3日現在独自の動力による自力航行が可能であり、事故原因の究明と対策を待って事業の再開が期待できそうです。

関連リンク

by Myfuna at 2007年02月08日 23:58 Comment(0) TrackBack(0)

中国の衛星破壊実験

2007年1月11日に、中国が自国の気象衛星「風雲1号C]を標的に弾道ミサイルによる衛星破壊実験を行いました。

実験は成功し、衛星は高度850kmで破壊され、大量の破片が衛星軌道にばら撒かれました。地上からのレーダー観測では、10cm以上の破片が4-500個、レーダーで観測できない微小な破片を含めれば数千個から数万個の破片が発生したと伝えられています。

全ての衛星は、秒速10km/s以上の高速で地球を周回しており、今回破壊された衛星の破片もまたその速度を維持したまま地球を周回し続けます。

10km/s といえば、ライフル弾の速度の10倍以上。時速で言えば 36,000 km という、大気中ではおよそ考えられない高速です。例え微小な破片といえども、この速度をもった物体が何かに衝突した場合には深刻な被害が予想されます。

今回の破壊実験で発生した破片は広範囲に散らばったことが確認されており、日本の観測衛星や、人間が長期滞在しているISSなども、この破片にぶつかる可能性が発生しています。

人類が人工衛星を始めて打ち上げてから今年で50年になります。その間に、様々なゴミが衛星軌道を周るようになってしまいました。スペースデブリと呼ばれるこの種のゴミは、レーダーで観測可能なものだけですでに1万個以上存在すると言われています。

しかし、長期に渡って衛星軌道上に存在するデブリの危険性は広く知られており、各国の宇宙開発関係者は不必要なデブリを増やさないように努めると共に、長期的にこれらのデブリを安全に除去するための研究を続けています。

このような状況下において、他国の同意はおろか、事前の警告もなしに、衛星破壊実験を行った中国の見識は非難されてしかるべきでしょう。

なんでこんな国に、ODA なんかしているのか理解に苦しみます。

参考リンク

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by Myfuna at 2007年02月08日 23:32 Comment(0) TrackBack(0)

ISSから見るスペースシャトルの打ち上げ

via はやぶさまとめニュース

ISS(国際宇宙ステーション)から見たスペースシャトルの打ち上げの画像だそうです。

これはすごい。

ただ、元記事は「友人の友人の友人」から回ってきた写真だそうで、本物かどうかよくわかりませんでした。NASA のギャラリーには無かったと思うから、ISSの乗員が個人的に撮影したものなのかな。

by Myfuna at 2007年01月12日 02:02 Comment(0) TrackBack(0)

ISSを観察してみよう

現在シャトルがドッキング中のISS(国際宇宙ステーション)ですが、条件が良い時には肉眼で観察することができるそうです。

で、本日(12/17)は東京近辺から、かなり良い状態で ISS を観察する条件が成立しているらしい。

17:33:30に南西の方から昇ってきて、17:36:00に南東方向で最大仰角60度。これ以降は東北東の方に沈んでいき、17:37:00に見えなくなる、と。

現在の関東の天気はうす曇りという感じなので、もうちょい雲が晴れれば見ることができるかもしれない。散歩がてら空を見上げてみることにします。

なお、ISSは明日(12/18)夕方に日本海上空を通過するので、この時もチャンス有り。

お住まいの場所によって見え方が違うので、このページでチェックしてみてください。

by Myfuna at 2006年12月17日 15:33 Comment(4) TrackBack(1)

ふたご座流星群

流れ星を見たことがありますか?

12月13日から14日かけて、ふたご座流星群が観測できるそうです。時間は一晩中。ただ、夜中過ぎになると月が昇ってきてしまうので、20時から24時ぐらいが観測しやすいらしい。

流星群は以下の理由で、天文に興味のない方でも観察しやすい天文ショーです。

  • 特別な観測機器がいらない。肉眼で見ることができる
  • 観察可能な時間帯が長い上に、世界中どこでも観測することができる

近くに街灯などの光源がなく、全天が見渡せる広い場所で観察することが理想的です。コツは暗闇に目を慣らすこと。明るいところから暗いところへ出ると、目が完全に慣れるまでに5-10分ほどかかります。

流星の多くは微かな光しか放ちませんが、時には1等星よりも明るく輝くことがあります。いくつかでも星が見えている場所であれば観測のチャンスあり。帰宅時にちょっと寄り道して冬の夜空を眺めてみるのもいいかもしれません。

ただ、天候がちょっと心配

by Myfuna at 2006年12月13日 00:32 Comment(4) TrackBack(0)

SOLAR-B/M-V-7打上げライブ中継アンケート

先日、先行に終わったSOLAR-B/M-V-7「ひので」打ち上げのライブ中継についてアンケートが行われています。

JAXA宇宙航空研究開発機構は、9月23日午前5時30分からSOLAR-B/M-V-7の打上げライブ中継を行いました。このライブ中継やJAXAの宇宙活動について、皆さんの声をお寄せ下さい。今後の広報活動の参考にさせていただきます。アンケートの締め切りは10月6日(金)18時です。ご協力よろしくお願いします。

SOLAR-B/M-V-7打上げライブ中継アンケート

内容的に、ライブ中継に対するアンケートというよりは、現在の日本の宇宙開発についてどう感じているか、また将来の活動に対して期待することは何か、という包括的な問いかけとなっています。

JAXAの活動は我々の税金が利用されている公共事業です。この機会にあなたの声を伝えてみてはいかがでしょうか。

by Myfuna at 2006年10月04日 23:21 Comment(0) TrackBack(0)

的川泰宣氏インタビュー −−宇宙作家クラブ ニュース掲示板

宇宙作家クラブ ニュース掲示板に、SF作家笹本祐一氏によるJAXA的川泰宣氏のインタビューが掲載されています。

日本には大きく2種類のロケット開発の流れがあります。ひとつはペンシルロケットから始まり、M-V に繋がる固体燃料ロケットの歴史。もうひとつは、アメリカから技術導入した N-I に始まり H-IIA に繋がる液体燃料ロケットの歴史。

2003年のJAXA誕生によって関係機関が統合された結果、大型衛星は H-IIA とその発展型による液体燃料で、小型衛星は M-V を改良した小型ロケットへという流れができつつあるのですが、このインタビューを読むと、現実にはもっといろいろと危惧すべきことがあるようです。

的川氏の著作を何冊か読んで、軽妙な語り口の裏に強い倫理観が有り、常に前向きに何年も先を見つめるまなざしに感動を覚えたものです。でも、このインタビューの写真を見ると、そうゆうイメージとは違ってかなり落ち込まれているように見えるなぁ。いや、写真映りが悪いだけなのかもしれないけれど。

話は変わりますが、宇宙作家クラブの取材速報や今回のようなインタビュー、いつも楽しませていただいています。ところで、現在の「ニュース掲示板」は、特定の記事にリンクを張れない、RSSなどで更新を取得できない、トラックバックなどの形でレスポンスを返すことができない、という点に不満を感じます。blog か、それに類する何かであるともっとうれしいなぁ。更新の容易性などの点で難しいのかもしれませんが。

by Myfuna at 2006年09月18日 18:46 Comment(0) TrackBack(0)

ソユーズTMA-9打ち上げ成功

9月18日、世界初の女性民間宇宙飛行士を乗せたソユーズが無事に打ち上げられたようです。

10日間の旅行にかかる費用は約2000万ドルとのこと。

なお、ソユーズの打ち上げに先立ち、P3/P4トラスの組み付けを行っていたスペースシャトルは ISS から離脱し、20日に地球に帰還の予定。

M-V-7の準備も順調に進んでいるようです。

by Myfuna at 2006年09月18日 18:14 Comment(0) TrackBack(0)

ロシア、ソユーズTMA-9を打ち上げ予定

国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在メンバーの入れ替えのため、9/18にロシアからソユーズが打ち上げられるそうです。(ロシアのミッションですが、打ち上げ地はカザフスタン共和国となります)

今回打ち上げられるソユーズTMA-9は、非常用の大気圏突入カプセルとしてISSにドッキングしたまま残され、交代メンバーは現在 ISS にドッキングしているソユーズTMA-8(2006年3月打ち上げ)を使って地球に帰還する予定。

ところで、当初このフライトでは、日本人の民間宇宙飛行士榎本大輔氏が搭乗する予定となっていましたが、健康上の理由により中止。代替要員だった、アニューシャ・アンサリ氏が、女性初の民間宇宙飛行士として搭乗するそうです。

お金を払って宇宙にいく、民間宇宙飛行士はこれで4人目とのこと。

by Myfuna at 2006年09月14日 00:19 Comment(0) TrackBack(0)

中国、通信衛星「中星22号A」の打ち上げに成功

9月13日に、四川省の西昌衛星発射センターから、「長征3号A」で通信衛星の打ち上げに成功したそうです。

9日に甘粛省の酒泉衛星打ち上げセンターから「長征2号丙」を打ち上げたばかりですが、日本と同じように学術研究と商用利用が並行して進んでる感じなのかな。

by Myfuna at 2006年09月13日 23:53 Comment(0) TrackBack(0)

中国の「長征2号丙」が打ち上げられたらしい

9日15時、甘粛省の酒泉衛星打ち上げセンターから、「長征2号丙」というロケットが打ち上げられたそうです。

中国の宇宙開発は、着々と実績を積み重ねてますなぁ。

by Myfuna at 2006年09月10日 18:36 Comment(0) TrackBack(0)

H2AF10Y-0打ち上げ準備中

9/10日午後1時35分に、H2-A 10号機の打ち上げが予定されています。

今回の積荷は日本の軍事衛星(せんもんよーごでは「情報収集衛星」と呼ぶ)なため、一般向けの広報活動はあまり行われていません。

情報収集衛星は合計4機の打ち上げが予定されており、今回は3機目となります。

by Myfuna at 2006年09月09日 21:57 Comment(2) TrackBack(0)

MTSAT-2/HII-A F9 打ち上げ成功

liftoff_6-1.jpg

(C)株式会社ロケットシステム

HII-A 9 号機は無事に打ち上げられました。

今回打ち上げられた MTSAT-2 は、ひまわり6号(MTSAT-1R)の予備機として軌道上に待機しながら、航空通信の中継などを担当する予定です

ロケットの打ち上げに一喜一憂しているようではダメだ、という話もありますが、HII-A はまだ9機目(うち一回失敗)。信頼性を得るには、まだまだ成功を積み重ねていく必要があり、一回一回の打ち上げを順調に成功させていってもらいたいものです

by Myfuna at 2006年02月22日 22:38 Comment(0) TrackBack(0)

HIIA F9 まもなく打ち上げ

HIIAF9.jpg

11:35 現在の種子島ライブカメラの映像

順調に打ち上げ準備が進んでいるようです。15時27分から15時44分の間に打ち上げられる予定

今回もまた宇宙作家クラブの取材班が現地入りして、取材速報を流してくれています。

ワクワクしながら待て

by Myfuna at 2006年02月18日 11:52 Comment(0) TrackBack(0)

AVNIR-2から見る種子島

高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)から観測された種子島の画像も公開されました。

AVNIR-2 は可視光から近赤外線までを観測することができ、地表が植物で覆われているのか、あるいは人工物なのか、などを識別することができます。

だいちの特徴は、複数のセンサーによって複眼的に地表を観測できることにありますが、どうやらすべてのセンサーが順調に作動しているようで、まずは一安心

低軌道を周る地表観測用の衛星は 2-3 年で寿命となるそうですが、せいっぱい頑張ってもらいたいと思います。

by Myfuna at 2006年02月18日 11:44 Comment(0) TrackBack(0)

H-IIA F9 カウントダウン中

先月に引き続き、また HIIA の打ち上げが予定されています

打ち上げ予定日は 2月18日(土)15:26〜16:44

今回打ち上げられるのは、「運輸多目的衛星新2号」(MTSAT-2)。気象衛星の機能と航空交通管の機能を併せ持つ静止衛星で、打ち上げ総重量は約4.65トン。日本で打ち上げられる衛星としては最大の重さとなります

これに備え、HIIA は固体ロケットブースター(SRB)2本に加え固体補助ロケット(SSB)を4本装着した「H2A2024」型となります。ええと、要するに本体の周りに計6本の補助ロケットをくっつけ打ち上げるわけですね。

無事に打ちあがることを祈ります

さらに、来週2/21(火)には、ASTRO-F/M-V-8の打ち上げも予定されています。こちらは赤外線観測衛星となります。こっちも楽しみです。

by Myfuna at 2006年02月17日 02:59 Comment(2) TrackBack(0)

ミッションスペシャリスト古川 聡氏

2月10日に、NASA は三人の日本人をミッションスペシャリストとして認定しました。彼ら三人はいずれスペースシャトルに乗って 国際宇宙ステーション(ISS)へ向かうことになるはずです。

プレスリリースを見ていたら、三人のうちの一人古川 聡氏の経歴に興味を惹かれたので紹介してみたいと思います。

古川氏は1964年生まれ。今年で42歳となり、今回ミッションスペシャリストの資格を得た3人の中でも最年長となります。

1989年に東京大学医学部医学科を卒業。その後は、東京大学医学部附属病院第1外科学教室、1989年JR東京総合病院 1990年〜1994年茨城県立中央病院外科、1994年には桜ヶ丘病院外科にて勤務し、臨床及び研究に従事

要するに、医学の道を10年間歩んだわけですね。

しかし、1999年(35歳)となって、NASDA(現JAXA)のISS搭乗者の一般募集に応募。見事候補者に選ばれます。

1999年4月から NASDA の日本人ISS搭乗宇宙飛行士の基礎訓練に参加。2001年1月に、日本人宇宙飛行士として認定を受けます

2001年4月からISS搭乗宇宙飛行士のアドバンスト訓練に参加。2004年5月にはソユーズ-TMA宇宙船フライトエンジニア資格を取得。そして、2004年6月よりNASA MS候補者訓練に参加し、約1年8ヵ月の訓練の後に、見事 NASA のミッションスペシャリストの資格を取得します

35歳から宇宙飛行士を目指すというのもすごいし、その後7年近い訓練の後に見事ミッションスペシャリストの資格を得るというのもすごい

他の二人のミッションスペシャリストが学生時代から宇宙に近い分野にいたことを考えると、この人の経歴はかなり異色に見えます

そもそも東大の医学部を卒業し、その後も研究に従事してるってあたりで、普通の人とは比べ物にならない頭のいい人だとは思いますが、おそらく宇宙飛行士の資格を得るためには知力だけでなく、体力とか、精神面での安定性とか、周囲との協調性なども要求されると思うので、単純に頭のいいだけの人ではないだろうし、訓練の過程でいろんな苦労もあったんじゃないかと想像されます。

古川氏は現時点で41-2歳。現時点でスペースシャトルが運行停止状態であることを考えると、実際に宇宙に行くのは早くて 1-2 年後。万が一今後もスペースシャトルのトラブルが続くようであれば、最悪宇宙にいく機会はないかもしれません。

とはいえ、数々の困難を乗り切ってきた(であろう)古川氏のバイタリティを持ってすれば、宇宙に旅立つ日もそう遠くないと思います。

古川氏が、近い将来に世界のオヤジに向けて宇宙から熱いメッセージを送ってくれることを期待します

by Myfuna at 2006年02月16日 01:12 Comment(0) TrackBack(0)