かぐや/H-IIA13 打ち上げ成功

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提供 三菱重工業株式会社

9月14日10時31分01秒、H-IIA 13 号機は種子島宇宙センターから打ち上げられ、約45分34秒後に「かぐや」を分離しました。

現在、「かぐや」は約5日かけて地球を一周する楕円軌道上にあり、ハイゲインアンテナの展開、太陽電池パドルの展開、軌道投入誤差修正マヌーバ(ΔVc1)と順調にイベントをこなしています。

打上 
軌道投入 
ロケット第2段分離 
太陽電池パドル展開 
HGA展開 
軌道投入誤差修正マヌーバ(ΔVc1)
軌道制御誤差修正マヌーバ(ΔVa1) ←いまここ! 
周期調整マヌーバ(ΔVp1) 
周期誤差修正マヌーバ(ΔVc2) 
周期調整マヌーバ(ΔVp2) 
L011条件調整マヌーバ(ΔVc3) 
月周回軌道投入マヌーバ(L011) 
リレー衛星分離 
VRAD衛星分離 
月周回観測フェーズ 

(2ちゃんねる「★月周回衛星「かぐや(SELENE)」Part2★」スレより)

月周回軌道投入は10月4日、衛星分離は、リレー衛星分離が10月9日、VRAD衛星分離が10月12日の予定だそうです。

15種類の観測機器と、412,627人のメッセージを載せて、かぐやは月へと旅立ちました。よい航海を祈ります

余談

基本的に「かぐや」はその旅路の大半を慣性飛行で月へと向かいますが、途中で数回エンジンを噴射し軌道の調整を行います。このエンジンを噴射するタイミングそれぞれにΔなんとかという名前がついているらしい。(ちなみに△はデルタと読みます)

「かぐや」は1年以上に渡って月での観測を行う予定です。この観測中にも推進剤は必要とされるので、なるべく多くの推進剤を残した状態で月へ到着することが望ましい。

一方で、エンジンを噴射する度に、どのように軌道が変わったかを厳密に測定する必要があります。このためには、日本の観測局もしくは日本と協力関係にある海外局が直接かぐやと通信できることが望ましいのですが、そのタイミングは限られています。なにせ地球は自転しているので時間帯によっては地平線の下にかぐやが隠れてしまっている場合もあるわけです。

このようなもろもろの事情を考慮した上で、かぐやの軌道や噴射タイミングなどが決定されていると思うのですが、この辺の話をわかりやすく解説した文章があれば読んでみたい気がします。きっと「そんなことまで考えてたのか」みたいな話がいっぱいあるんじゃなかろうか。

「月を観測する意義」みたいな話ももちろん重要だと思いますが、私のような素人にとっては観測機器が送ってくるデータよりも、運用に携わる人たちの苦労とか、そこに投入されたアイデアだとかの方がよっぽど面白いので、そうゆう話がもっと出てくるといいな、と。

by Myfuna at 2007年09月16日 17:23 Comment(0) TrackBack(0)
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