「かぐや/H-IIA13」間もなく打ち上げ

月周回衛星「かぐや(SELENE)」が間もなく打ち上げられます。

tnscnow01.jpg

打ち上げ予定時刻は、9月14日10時31分01秒。この記事を書いている時点で、ロケットはすでに組み立て塔から射点に移動しており、準備作業が順調に進行中です。

打ち上げシーケンスは以下の通り。

H-IIA F13主要シーケンス
イベント 打上げ経過時間
〔分:秒〕
リフトオフ 00:00
固体補助ロケット点火 00:10
固体補助ロケット分離 01:30
SRB-A分離 02:05
衛星フェアリング分離 04:25
第1段・第2段分離 06:48
第2段エンジン第1回燃焼開始 06:54
第2段エンジン第1回燃焼停止 12:07
第2段エンジン第2回燃焼開始 40:33
第2段エンジン第2回燃焼停止 44:02
衛星分離 45:32

H-IIA 13号機は、SRB-A(固体ロケットブースタ)とSSB(固体補助ロケット)を2本ずつ装備した「H2A2022」型で、SSB は打ち上げを開始してから10秒後に空中で点火されます。

打ち上げ1分30秒後にはSSBを分離、2分5秒後にはSRB-Aを分離します。これらは重力に打ち勝って、ロケットを大気の外側に持ち上げるために必要なものです。

打ち上げ後、4分25秒でロケットのてっぺんの白い部分(衛星フェアリング)を分離します。これ以降、衛星はむき出しの状態となります。フェアリングの目的は音速を超える打ち上げ時の大気の衝撃から衛星を守ることですが、これが分離されるということは、この時点でほぼ真空に近い高度に到達したことを意味します。

6分48秒に、第一段・第二段の分離。ロケットはいらなくなったものを次々と捨てていきますが、これは少しでも身軽になるためです。この頃には、ロケットは上昇するというよりはほぼ水平方向に加速を行っています。

6分54秒第2段エンジン燃焼開始。12分7秒に第一回燃焼停止。この段階でほぼ衛星速度に到達します。楕円軌道に遷移するために、40分03秒に再度第2段エンジンを点火。44分2秒に燃焼を停止します。これで近地点高度281km、遠地点高度232,805kmの月遷移軌道に乗ります。

45分32秒に衛星を分離し、ロケットはその役目を終えます。

かぐやは地球を二周した後に月へ向かい、約三週間かけて月周回軌道に投入される予定です。

by Myfuna at 2007年09月14日 05:48 Comment(2) TrackBack(0)
この記事へのコメント
先ほどあがりました。
今回実況映像の自分的ヒットは
「〜種子島から種あげら… 打ち上げられました」
という間違い。
この際もう正式に、種上げられるという単語にしようw
by かぶぞ at 2007年09月14日 11:05
実況中継の人も緊張してたんでしょうねぇw<種上げられる
英語中継も途中で I'm sorry って言ってましたね。

ついさっき、衛星分離に成功したようです。
「かぐや」が月周回軌道に投入されるまで、まだ先は長いですが、すべてうまくいくといいですね。
by Myfuna at 2007年09月14日 11:30
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