はやぶさ2応援スタンス

「はやぶさまとめニュース」の以下のエントリーは、自分もすごく気になっていたことなので、ちょっと書いてみる。

躊躇した理由

財務省は日本という複雑怪奇なシステムに対して税金をいかに分配するかをものすごく真剣に考えているだろうし、財政再建が叫ばれる昨今、余ってるお金などないはず。だから、俺なんかがちょろっと意見しただけで、ほいほいとお金を配るはずはないし、またそうであってはならないと思う。

JAXAはJAXAで、三機関統合の結果プロジェクトの整理統廃合が強く求められており、その中で民間企業との協力体制の構築、打ち上げシステムの信頼性の向上、打ち上げ史上における国際競争力の維持、新規技術も開発しなきゃいけないし、国際協力もしなきゃいけない、という困難な組織運営を限られた予算で何とか切り盛りしているはず。

そんな状況の中で、内部事情もよくわかってない素人が大声をあげたり、いたずらに批判的言動をするのは、ちょっとな・・・という思いがある。

また、[はやぶさニュース]さんで指摘されているように、仮に「はやぶさ2」が実現したとして、それによって別のプロジェクトが打ち切られるようなことになった場合、それが真に望ましい結果なのかはよくわからない。

自分はもしかして、素人受けする「はやぶさ」というキラキラ輝くプロジェクトに目をくらまされて、地味だけど将来大きく成長するはずだった別の芽を踏み潰そうとしているのではないか、って不安もある。

なので、実際に行動に移すまではかなり躊躇があった。

行動を開始した理由

でも、こう考えることにした。

関係機関にメールを送ることによって、私が日本の宇宙開発に興味を持ち、その動向に対して大きな関心を抱いていることが伝わる。メールの内容はとんちんかんかもしれないけれど、国策としての宇宙開発を支持していることは伝わるだろう。これはものすごく小さな規模だけど、良い方向への変化だ。

また、メールしたことをブログの記事にすることによって、このブログの読者は、「はやぶさ2」というプロジェクトの存在と現状を知る。すごく少ない数かもしれないけれど、宇宙開発にあまり関心のない何人かが、「はやぶさ2」の計画の存在を知ることになる。それに対して賛同するかどうかはわからない。でも、知るということは良い方向への変化だ。

「はやぶさ2」は、ほんとにほんとに実現して欲しい。だからメールを出してみよう。結果としては何の力にもならなかいかもしれない。それでも、現状よりも何かが良い方向へ動くのであれば、やってみよう。

もしそれによって、他のプロジェクトが犠牲になりそうであれば、「はやぶさ」がそうしたように、ぜひ状況を詳しく教えて欲しい。プロジェクトの意義が私に理解できたら、そのプロジェクトも一緒に応援するから。

リスクを犯して実際にやってみることによって、はじめてわかることもある。そして予想外のトラブルが発生したとしても、それを解決する方法はきっとある。

はやぶさの冒険に比べれば、とても小さな話だけど、とりあえず一歩踏み出してみよう。

うーん。なんかまとまらなくなってきたので、このへんで

2006/12/9追記:この記事は当方のミスで消失してしまいましたが、はやぶさまとめ管理人様のご好意により無事に復活させることができました。お手数をお詫びすると共に、心遣いに感謝致します。ありがとうございました。

by Myfuna at 2006年12月06日 03:28 Comment(6) TrackBack(1)
この記事へのコメント
うーむ。読み返すとナイーブにすぎるなぁ。

フォン・ブラウンだとかコリョリョフだとか、宇宙開発において強烈なリーダーシップを発揮した人たちってのは、犠牲や汚名を恐れず、利用できるものは何でも利用する精神的なタフさがあって、だからこそ困難を乗り越えることができたように思う。

あくまで印象だけど、川口マネージャーにも同種のしたたかさが感じられ、だからこそ自分はどうしようもなく魅せられるのかもしれない。

俺たちの出来ないことを平然とやってのけるッ! そこにシビレるッ!あこがれるゥ!

ってやつか。
by Myfuna at 2006年12月08日 05:07
こんばんは.昼に見たら Google キャッシュに残っていたのでとりあえず手元に保存したものがあります(今見たらもうキャッシュも流れていますね….昼にこちらに書き込めれば良かったんですが).どうしましょう,こちらに全文貼り付けましょうか.

宇宙はやはりしたたかさがないと拓けないんでしょうねえ.
by はやぶさまとめ管理人 at 2006年12月10日 00:47
はやぶさまとめ管理人様

おおっ。ありがとうございます。自分でチェックしたときは、Google キャッシュにも見つからなかったもので。
お手数ですが、こちらに貼り付けるか、myfuna AT gmail.com までお送りください。
申し訳ありませんが、よろしくお願します

宇宙に限らず、新しい道を切り拓いていけるのは、良い意味での傲慢さをもった人間なのだと思います。
人を踏みつけるのを良しとする人間には、誰もついていくことはないでしょうが、人を踏みつけるかもしれないという可能性に怯える人間にも、また誰もついていかないのではないかと。

いや BBC の SPACE RACE 宇宙へ、のDVDが最近届いたので、あてられてるだけかもしれませんがw
by Myfuna at 2006年12月10日 01:09
では別途メールでお送りします.

プラネテスの「わがままになるのが怖い奴に宇宙は拓けねぇさ」という台詞を思い出しました.フォンブラウン,コロリョフ,糸川先生,川口先生,みなこの素質は持っているような気がしますね.宇宙に限らないのかも知れませんが….
by はやぶさまとめ管理人 at 2006年12月10日 01:31
おかげさまで、復活させることができました。重ねて御礼を申し上げます。ほんとうにありがとうございました。

自分でも書いているように、ナイーブすぎて、かなりこっ恥ずかしい文章なんですが、それ故に改めて書き直すこともできなかったので、キャッシュを提供して頂いて助かりました。

話は変わりますが、プラネテスのロックスミスはとても印象に残っています。特に最終回、主人公が木星に到達したニュースをカーラジオで聞く姿は、「おおすみの」の糸川先生を連想してしまい、なんかもうたまらんものが…。

さらに余談になりますが、Garbage Collection の isana さんが翻訳されている「コロンビア事故最終報告書 非公式日本語版」のCover Sheetsにこんな一節があるのを見つけました。

http://www.lizard-tail.com/isana/final_report/coversheet.html
このエンブレムは、アポロ1号、チャレンジャー、コロンビアの3つの有人宇宙飛行の事故を記念したものです。エンブレム上部に書かれている言葉は「困難を乗り越え、星へ。そして、つねに探求を」
by Myfuna at 2006年12月10日 02:32
ロックスミスのカーラジオは糸川先生へのオマージュなんじゃないかなと勝手に思っています.

エンブレムの件,知りませんでした.心に残る言葉ですね.ありがとうございます.日本であのような事故が起こったら宇宙開発が無期限凍結になりかねませんが,NASA のこの姿勢はやはりさすがだと思いますね〜.
by はやぶさまとめ管理人 at 2006年12月11日 01:29
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[はやぶさニュース] はやぶさ2応援メールはまだまだ有効です / はやぶさまとめニュース / 2007-11-04 23:45