はやぶさ2を応援します!

ひさしぶりに、MUSES-C「はやぶさ」の話題。

いままでのあらすじ

  • 約30億kmの彼方で、ついに小惑星イトカワへのランデブーを果たした「はやぶさ」。しかし、燃料漏洩により姿勢制御ができなくなり2005年12月に交信が途絶してしまう。
  • 2006年1月。はやぶさからのビーコンを再受信。姿勢制御に成功するものの、搭載したリチウムイオン電池が故障、化学系推進機関の燃料・酸化剤が喪失していることが確認される。
  • その後、はやぶさはゆっくりと地球に接近を続け、現在距離1億1000万km。
  • 来年2月には、イオンエンジンを噴射してイトカワ軌道から離脱、地球帰還軌道への遷移を開始する予定。
  • うまくいけば2010年6月にサンプルの入ったカプセルが地球に帰還する。

詳しくは、以下の記事を参照。

はやぶさ2に向けて

さて、はやぶさの帰還に向けて懸命の努力が続いている一方で、「はやぶさ2」の構想が持ち上がってる。

これは、はやぶさの同型機(今回問題が発生したリアクションホイールや燃料タンクなどは改修)を別の小惑星に飛ばそうというもの。小惑星といってもいろいろと種類があるので、1号機で得られた知見を生かしてどんどん小惑星を探査していきましょう、というのは当然の発想。繰り返すことによって技術が洗練されていくし、コストも下がっていく。また、この手のプロジェクトは数年の期間を要するので、世代交代をにらみつつある程度のペースを継続していかないと人材の育成上もよろしくない。

現在のプランでは、2007年度にはやぶさ2プロジェクトを立ち上げて、2010年に打ち上げ、2015年に地球帰還という計画なんだけど、どうも2007年度に予算がつくかどうかが微妙らしい。

一方、アメリカでは「OSIRISミッション」という計画が持ち上がっている。これは、2011年に小惑星探査機を打ち上げて、「世界初の小惑星からのサンプルリターンを成功させよう」というもの。

はやぶさ1号機が、無事にサンプルを持ち帰ってくれれば、世界初の称号ははやぶさのものになるけれど、帰還そのものが綱渡り状態な上に、サンプルの採取に成功しているかどうかは現時点では不明。

科学の世界では世界初のものが業績として高く評価される傾向があるので、アメリカと日本、どちらが先に成功させるかは大きな問題となる。

もちろんアメリカと日本は協力関係にあるので、合同プロジェクトという選択肢もあるのだけど、その場合でも OSIRIS プロジェクトに日本が協力するのと、はやぶさ2プロジェクトにアメリカが協力するのでは全然意味が違ってくる。

てなわけで、なるべく早く予算をつけてもらって検討フェイズを進めていくことが重要らしい。

具体的には、以下のリンク参照。

要約すると「応援してください、「はやぶさ2」。「はやぶさ」の成果があぶない。」とのこと

ところで、愛国心を欠片も持ち合わせていないおいらとしては、アメリカの成果になろうが、日本の成果になろうが、実はあまり興味はない。広い意味で人類の成果になるんだから、それでいいんじゃね?とか思ったりもする。

だけど、はやぶさプロジェクトのスタッフの努力、特に強いモチベーションと知的努力によって不可能とも思える困難をねじ伏せていく姿を大いに尊敬している。こんな素晴らしいスタッフが、その業績を横からかっさらわれるなんてことはあってはならないだろう。

はやぶさ2を応援する

てなわけで、微力ながら全力で応援することに決めた。

とりあえず、財務省に「はやぶさ2」の予算をおねだりしてみようという運動があるので参加。「財務行政へのご意見・ご要望の受付」に、以下の文章を登録してみた。

小惑星探査機「はやぶさ2」予算についてのお願い

主計局文部科学省担当御中

独立行政法人・宇宙航空研究開発機構(JAXA)・宇宙科学研究本部(ISAS)のはやぶさプロジェクトへの予算措置をお願します。

私は、日本の宇宙開発に興味を抱く者ですが、先日はやぶさサイトにて、「はやぶさ2」が計画されていること、一方で2007年度の予算獲得が厳しいことを知りました。

http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index_48.html

2005年11月の小惑星イトカワへのタッチダウンとそれによって得られた科学成果は、世界的な注目を受けるにたる快挙であると思います。同時に、多くの困難を抱えながらミッションの完遂に向けて着実に成果を重ねていくはやぶさプロジェクトスタッフの姿は、未知の地平に漕ぎ出す知的冒険の素晴らしさと、困難に対していかに立ち向かうべきかを広く国民に対して示したという点で、国家的プロジェクトとして相応しい成果を上げたと思います。

聞くところによれば、2007年度に「はやぶさ2」のための予算が獲得できなければ、今回のプロジェクトで得られた成果や知見が大きく損なわれるとのこと。とかく失敗ばかりがクローズアップされがちな日本の宇宙開発の中で、多くの人々に興奮と感動を与え、愛されているはやぶさプロジェクトが、今後も継続されることを切に願います。

この手の請願は、ある程度の数が集まることが重要らしいので、内容の稚拙さは気にしないことにする。

国家レベルの大規模な組織には様々な利害関係があり、限られた予算をどう使うのかは難しい問題だろう。たまたま大きな声を出したところに安易に予算が流れてしまうのもよろしくない。だけど、「国民の理解が得られないから」という理由ではやぶさ2の予算が削られるような事態は避けたいと思っている。

関連リンク

by Myfuna at 2006年12月03日 21:02 Comment(1) TrackBack(1)
この記事へのコメント
宇宙の無重力に大きなスペースドームを建設し無重力3次元の世界を開発する その時新しい学問が必要になり新しい教育が誕生しまさに宇宙人類の誕生の瞬間かもしれない 安く宇宙まで物資を輸送する技術を開発しスペースシティを完成して宇宙に永住する 企業のトップが先陣をきってやるかもしれないその時産業になるものは開発した全てが販売され多くの人類に感化を与え地球から自立することを目標に人類は宇宙に向け大発展するかもしれない すくなくとも今の地球人より遥かに立派な人類になれるだろうと思われる?ミ
by 増田二三生 at 2007年10月03日 23:10
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/3002402

[はやぶさニュース] はやぶさ2応援メールはまだまだ有効です / はやぶさまとめニュース / 2007-11-04 23:44