The Movies 日本語版

最近はまりまくりの「The Movies 日本語版」のレビュー。

何度か発売が延期された末に、2006年4月20日ぐらいにようやく日本語版が発売されたゲームなので、名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれない。

そんなゲーム知らんぞ、という方は、以下のリンクを参照してくれい

簡単に言ってしまえば、「1920年代のハリウッドで映画スタジオを開設して、アメリカ映画界の頂点を目指すゲーム」という感じかなぁ。いや、それだけじゃないんだけど、ゲーム性という意味ではその辺がフォーカスされている

ゲームデザインはピーター・モリニュー氏。「ポピュラス」「テーマパーク」「ダンジョンキーパー」など、AI操作されるユニットが独自に動き回る自律した世界に、プレイヤーが「神の見えざる手」を介入させる「ゴッド・ゲーム」という独自のジャンルを築き上げた人だ。

本作においても、プレイヤーの介入が必須となる要素は少なく、「脚本家へのシナリオ製作の指示」「完成した脚本への配役」など、一部の例外を除いてはほぼ自動的にゲームが進行する

ただし、「世間の流行とスタジオに所属している監督/俳優の指向を考慮しつつ、どのジャンルの映画に投資するか」「俳優/監督の演技指導(練習)をどのように指示するか」「監督/俳優のストレスの蓄積具合を管理しつつ、アシスタントを付けたり、豪華なキャンピングカーを与えたり、最新ファッションの服を与えたりして、いかにご機嫌をとるか」など、無数のパラメータ管理なしには、スタジオの評価を上げることはできず、その辺にゲームとしての面白さが追求されている

その一方で、ゲーム内で製作された映画は実際にムービーとして鑑賞することができ、「フリーモード」であれば脚本/衣装/セットなどもプレイヤーが独自にコントロールすることが可能。さらには、完成したムービーを公式のポータルサイトにアップロードし、各プレイヤー間でアップロードされたムービーを評価して、高い評価を受けたムービーにはバーチャルマネーが与えられ、このバーチャルマネーを消費することによって、アドオンとして提供される特別なセットや衣装をゲットすることもできる

実際にどんなムービーが撮影可能かは、以下を参照していただきたい

このゲームが素晴らしいなと思うのは、「ゲーム性としての面白さ」と「そのゲームを題材にしていかにプレイヤーの創意工夫を発揮するか」という、二方面のベクトルを同時に追求している点にある。

個性溢れるわがままなユニットを上手に管理しつつ、どうやって観客受けする映画を作ってスタジオの評価を上げるというゲーム的な目標達成能力を競う面白さがよくできていて、ついつい時間を忘れて遊びつづけてしまう魅力がある。

それと同時に、フリーモードで、限られた素材をどう組み合わせて、どうやってオリジナリティのあるムービーを作成するか、というベクトルでの楽しさもある。

わかりやすさ、とっつきやすさという面で、このような二兎を追うアプローチには潜在的にある種の弱点を抱えている気もするが、個人的にはこうゆうゲームは大好きだ。特に小さなユニットが独自の判断でうじゃうじゃ動き回ってくれたりすると、なんつうかもうたまらん。

ただし、以下の2点はぜひ早急に解決していただきたい。

  • (2ちゃんねるでも報告が多いが)ときどき異常終了するバグがあること。パッチなりなんなりでなんとかしてくれい
  • 英語版ではすでに発売されている拡張パック「STUNTS&EFFECTS」の日本語版を早急に発売すること

ゲームとしてはよくできてるので、もう少しテコ入れしてもいいと思うぞ>日本語版発売元のラッセル社

なんかまとまりの悪いレビューで申し訳ないが、こんなレビューにも関わらず多少でも興味を抱いた方は、以下でデモ版(ただし、英語)がダウンロードできるみたいなので、お試しされてはいかがだろうか

割と好みが分かれる作品な気もするが、はまる人はどっぷりはまれるゲームじゃないかと思う

余談だが、公式サイトのムービーを眺めていたら、某SWGで名を馳せた有名動画の監督の作品を見つけたりもした。

by Myfuna at 2006年06月29日 01:33 Comment(0) TrackBack(0)
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