ミッションスペシャリスト古川 聡氏

2月10日に、NASA は三人の日本人をミッションスペシャリストとして認定しました。彼ら三人はいずれスペースシャトルに乗って 国際宇宙ステーション(ISS)へ向かうことになるはずです。

プレスリリースを見ていたら、三人のうちの一人古川 聡氏の経歴に興味を惹かれたので紹介してみたいと思います。

古川氏は1964年生まれ。今年で42歳となり、今回ミッションスペシャリストの資格を得た3人の中でも最年長となります。

1989年に東京大学医学部医学科を卒業。その後は、東京大学医学部附属病院第1外科学教室、1989年JR東京総合病院 1990年〜1994年茨城県立中央病院外科、1994年には桜ヶ丘病院外科にて勤務し、臨床及び研究に従事

要するに、医学の道を10年間歩んだわけですね。

しかし、1999年(35歳)となって、NASDA(現JAXA)のISS搭乗者の一般募集に応募。見事候補者に選ばれます。

1999年4月から NASDA の日本人ISS搭乗宇宙飛行士の基礎訓練に参加。2001年1月に、日本人宇宙飛行士として認定を受けます

2001年4月からISS搭乗宇宙飛行士のアドバンスト訓練に参加。2004年5月にはソユーズ-TMA宇宙船フライトエンジニア資格を取得。そして、2004年6月よりNASA MS候補者訓練に参加し、約1年8ヵ月の訓練の後に、見事 NASA のミッションスペシャリストの資格を取得します

35歳から宇宙飛行士を目指すというのもすごいし、その後7年近い訓練の後に見事ミッションスペシャリストの資格を得るというのもすごい

他の二人のミッションスペシャリストが学生時代から宇宙に近い分野にいたことを考えると、この人の経歴はかなり異色に見えます

そもそも東大の医学部を卒業し、その後も研究に従事してるってあたりで、普通の人とは比べ物にならない頭のいい人だとは思いますが、おそらく宇宙飛行士の資格を得るためには知力だけでなく、体力とか、精神面での安定性とか、周囲との協調性なども要求されると思うので、単純に頭のいいだけの人ではないだろうし、訓練の過程でいろんな苦労もあったんじゃないかと想像されます。

古川氏は現時点で41-2歳。現時点でスペースシャトルが運行停止状態であることを考えると、実際に宇宙に行くのは早くて 1-2 年後。万が一今後もスペースシャトルのトラブルが続くようであれば、最悪宇宙にいく機会はないかもしれません。

とはいえ、数々の困難を乗り切ってきた(であろう)古川氏のバイタリティを持ってすれば、宇宙に旅立つ日もそう遠くないと思います。

古川氏が、近い将来に世界のオヤジに向けて宇宙から熱いメッセージを送ってくれることを期待します

by Myfuna at 2006年02月16日 01:12 Comment(0) TrackBack(0)
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