2007年9月14日に H-IIA 13号機で打ち上げられた月周回衛星「かぐや」が、今夜月面へ制御落下します。
つい最近打ち上げたばかりな気もしますが、当初予定されていた観測はほぼ終了しているそうです。
- 月周回衛星「かぐや」(SELENE)の後期運用について (JAXA)
何も落下させなくても、ずっと周回させておけばいいじゃねぇか、と思いたくなりますが、推進剤が尽きちゃうと現在の軌道は維持できなくなるらしい。まぁ、制御不能の状態だとゴミになっちゃうしな
さて、「かぐや」といえば、なんと言ってもハイビジョンカメラによる月から映像が印象的でした。当初は、映像の公開方法について、ちょっとした騒動もありましたが、現在ではネットで誰でも閲覧できる形で公開されています。
- かぐやアーカイブ(NHK)
- 月周回衛星「かぐや」 (YouTube)
最近公開されたものでは、以下が印象的でした。
「かぐや」はすでに月面落下に向けて徐々に高度を落としており、これは高度11kmぐらいからの映像だそうです。約1万メートルだから、地球の旅客機の最高高度と同じぐらい?クレータがずいぶんと大きいことがわかります。
ハイビジョンカメラ以外で面白かったのはこれ。
1971年にアポロ15号が月面に残した噴射跡が確認できたそうです。40年近く前の痕跡が残ってるというのは、月面という環境ならではですね。
これ以外にも、アポロが着陸した場所のハイビジョン画像がいくつか公開されています。残念ながら着陸船の痕跡はわかりませんが、高度90kmぐらいから小型の自動車を捜すようなものなので、さすがに何も見えない。
- 「かぐや」HDTVによるアポロ11号着陸地点付近 [HD] (YouTube)
- 「かぐや」HDTVによるアポロ14号着陸地点付近 [HD] (YuTube)
- 「かぐや」HDTVによるアポロ15号着陸地点付近 [HD] (YouTube)
- 「かぐや」HDTVによるアポロ17号着陸地点とポジトニウス [HD] (YouTube) ←解説付
現時点での情報では、落下時刻は「平成21年6月11日 午前3時30分頃」の予定。詳しくは以下のリンクを参照してください。
月の影の部分に落下する予定なので、天文台などでからは閃光が観測できる可能性があるそうです。さすがに肉眼では何も見えないと思いますが。
「かぐや」には、41万人から公募された名前とメッセージが載せられています。これらもかぐやと一緒に月へと到着することになります。次においらの名前を宇宙に運んでくれるのはいつになるのかな?


