PS3 を買って、FF13 をプレイしてみたよ。プレイ時間60時間弱でクリア。
今回の FF はこんな感じ。
- 最初から最後まで盛り上がらないストーリー
- あまり印象に残らない地味目な音楽
- いてもいなくてもいい召喚獣
- 大胆な簡略化で操作の複雑さを排しつつも、緊張感あるスピーディーな戦闘システム
- 美麗なグラフィック
- さらに美麗なグラフィック
- それに加え美麗なグラフィック!
今回の FF の戦闘システムは、最近の FF シリーズ(X, X2, XII)の戦闘システムを踏まえつつ、大胆な取捨選択を行い FF シリーズらしい ATB でありながら新鮮さも感じさせる良い出来だったと思う。リソース管理ゲームの要素を大幅に排した分スピーディーな展開が心地よい。それでいて、敵毎にある程度の攻略性があり、しばしばフィールドの雑魚的相手に全滅することもあって、いい感じの難易度だった。
グラフィック面に関しては、プリレンダリングはまぁ当然として、リアルタイムレンダリングが劇的に綺麗になった。特に光の処理が見事。技術的にはハードの移行によって、HDR だとかブラーにより被写界深度の表現が可能になったってことなんだろうけれど、その分考えなきゃいけないことが増え、なんか不自然な処理になってしまう例も多いのに、全編にわたって丁寧な仕事をしていたように思う。
リアルタイムレンダリング時のキャラクターの表情の表現力も大幅に向上していたけれど、同じような苦悩顔ばっかだったような気がする。あと、取捨選択の結果なんだろうけれど、手の指の低ポリゴンぶりが悪目立ちしてたような。もう少し、特性を考えた演出の仕方があったんじゃないかなぁ。
ストーリーは正直退屈だった。「常人離れした力を得た代償に、一定期間内に使命を果たせなければモンスターとなってしまう」という設定だけ見ると、タイムリミットサスペンス的な演出と、人間性の喪失の危機みたいなテーマで、いくらでも面白そうな話が作れそうなのに。中にはちょっとかっこいいセリフだとか絵だとかもあるんだけど、全体の流れが悪すぎて良いシーンが死んでた感じ。
惜しみなくマンパワーを投入して作り上げた大作感はあるし、ゲーム性も決して低くはない。全体的に親切設計でストレスなくプレイできたし、美麗なグラフィックも楽しめた。でも、7 とか 10 のような、新ハード移行時に見せてきた鮮烈なインパクトは今回得られなかったなぁ
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by Myfuna at 2010年01月04日 10:34
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